市制施行に向けて 広報こがまち1996年10月
古賀町保険福祉総合センタ−建設事業
けんこう・ あんしん・ いきがい
- 「古賀町総合振興計画」いわゆるマスタープラン(平成3年9月策定)には21世紀の古賀町の五つの都市像が描かれていますが、その一つに「健康福祉都市」があります。この目標に向かって、これまでも町中央公民館研修棟を中心に各種保健事業活動を行っていますが、社会教育活動の多様化と充実にともない、施設の確保が困難になってきています。さらに、確実な高齢化社会の到来に「在宅生活支援の保健福祉サービスの充実」を望む声も高く、健康・福祉・医療の総合的なサービスの拠点施設の建設が待ち望まれていました。そこで、平成9年10月1日市制施行とともに福祉事務所が設置されることから、これを機会に保健と医療と福祉の緊密な連携によって、よりいっそうの福祉の充実と健康の増進をめざす拠点施設、(仮称)古賀町保健福祉総合センターの建設が決まりました。
(仮称)古賀町保健福祉総合センターの7つの利用目的
- 1.保健と福祉と医療の3分野の連携
- 2.元気な生活を営む健康づくりの事業の推進
- 3.在宅での保健、福祉、医療サービスを推進
- 4.災害時に配慮した防災拠点基地としての役割
- 5.やさしさを共有しあうまちづくり、世代間交流の推進
- 6.個人、家庭、近隣、地域からつくる健康と福祉のネットワークの推進
- 7.見守り、援助等の自主的な活動を支えるボランティアグループの育成活動の拠点基地
3つの目的7つの利用機能を掲げて
- (仮称)古賀町保健福祉総合センターの建設に向け、今年の1月から数回にわたり、医師会や保健福祉各団体の代表者18人による建設検討委員会を開催、住民の要望をもとに、「けんこう・あんしん・いきがい」づくりの拠点施設として、高齢者だけでなく、母子・父子、障害者、成人等みんなが利用でき、交流しあえる機能が盛り込まれました。
保健、福祉、医療の三つのサービスを受け持つ複合施設になります
- (仮称)古賀町保健福祉総合センターは古賀中学校の南側約25,200平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造り一部3階建て、延べ面積6,977平方メートル、総工費20億3300万円をかけて平成9年10月オープンをめざして建設されます。
- 施設内には保健サービス部門として、今の健康課と福祉サービス部門として福祉課(市制施行後は「福祉事務所」)の2つの部門と、さまざまな福祉活動を支えている社会福祉法人古賀町社会福祉協議会の事務局が入り、それぞれが連携してさまざまな保健サービス事業やデイサービスなどの福祉サービスを行います。
- なかでも、古賀町では初めての訪問看護ステーションの一室が設けられ、看護婦が在宅の介護を必要とする高齢者を訪問して簡単な治療や看護をする訪問看護も行われるようになります。また、「もっとわかりやすい休日医療のシステム」をという住民から待ち望まれていた声を反映する休日診療所も併設されることになりました。
- この複合施設は、本庁舎から離れた場所に位置することになりますが、保健・医療・福祉のサービスに従事するスタッフ全員がワンフロアーで執務すると同時に、各種サービスの実施場所が一緒という常時対応型の施設は全国でもほとんど例を見ない物です。もちろん、センターです、本庁舎と離れることによる窓口サービスの低下をまねかないようにコンピューターによる各種住民情報を知ることもできるようになります。
- 建物のほかにも敷地内にはバレーボールなどの軽スポーツができるコミュニティ広場、ジョギングロードの外周に健康遊具ベンチなどが設けられ、高齢者や子供の散歩の場として利用できるようになります。
古賀町保健福祉総合センターは保健・福祉・医療が連携
けんこう あんしん いきがい
- 建物の中は中央道路巾を4メートルとグーンと広くし、両側に手すりを設け、極力段差をなくすなどして、身体の不自由な人も利用しやすいようにしています。施設1階については、正面玄関、待合ロビーより東側をディサービスゾーン、西側を保健サービスゾーンとし、施設利用者にわかりやすい配置を計画しています。主要トイレには小児用小便器、大便器及び洗面器を設け、また、ベビーチェア、ベビーシートを設けています。エレベーターは車椅子対応とし、3階の展望室へも上がれるようにしており、全体的に高齢者や障害者にとってやさしい施設構造となっています。また、災害時に電源が途絶しても飲料水、雑用水、照明の電源を供給できるシステムや、非常事態の炊き出し設備など、災害時への配慮、省エネ対策も各所におこなっています。
施設の概要
1F
福祉事務所・社協事務室・健康作り啓発・企画コーナー・診療室・休日急患センター・デイルーム・障害者デイ訓練創作室・談話待合室・介護機器コーナー・浴室・会議室・相談室など
2F
会議室・調理実習室・ボランティア室・プレイルーム・研修室・子ども相談室など
3F
展望室
一階フロア
雨の日も濡れない保健サービスエリア
- 診察室(1)は主に乳幼児検診や成人病検診、がん検診及びポリオなどの集団予防接種に活用します。建物側面には検診スペースとして、雨の日も濡れずに移動できるように大きなひさしを設けています。また、保健サービスゾーン専用の出入口を設け、健診等でスムースな人の流れに配慮した部屋の配置としています。
- 和室の待合室(2)は各健診の待合はもちろん、母親教室や各種団体の会議場所としても利用でき、また、車いすの利用入室ができるように板張りの待合室を設けています。待合室の前には周囲に気がねせず、お母さんが赤ちゃんにおっぱいをやれる授乳コーナー(3)も設けています。
これまでの在宅当番医にかわる休日"定点"診療エリア
- 古賀町、新宮町が共同で運営する「粕屋北部休日診療所」が医師会、歯科医師会、薬剤師会との協力のもとに併設され、粕屋郡内では初めてのサービスがスタートします。
- 診療所(4)では、内科・小児科と歯科の診療を行い、薬局も診療所内にあり、診療日は日、祭日の休日、お盆、年末年始の9時から17時の間を計画しています。
- 休日診療所が設置されることにより、その都度当番医はどこかを探す必要もなくなり、一定の場所で安心した初期診療が行えるようになります。また、保健福祉との連携も取りやすくなり、サービスの向上につながります。
おまたせ、訪問看護ステーションエリア(5)
- 多くの住民から待ち望まれていた訪問看護ステーションが設置され、在宅療養者の家庭を看護婦が訪問して、相談や看護、医師の指示に基づく医療上の処置などの看護サービスを行います。
- 今回、古賀町で初めて設置される訪問看護ステーションは、県内では久留米市に次いで2番目の福岡県看護協会が運営主体の設置となります。医療機関とも連携し質の高い看護サービスが期待できることでしょう。
理髪・カラオケもあるデイサービスエリア
- 在宅の虚弱なお年寄りの方を自宅まで送迎し、昼食やお風呂、機能訓練、楽しんでいただくためのカラオケルームまで整った施設で一日15人から20人の定員で、サービス事業をおこないます。
- デイルーム(6)は、床暖房の構造となっておりお年寄りに易しい設計がなされています。浴槽は、お年寄りの機能にあわせて手すりやスロープなどを配慮した大浴場(7)、寝たきりの方に対しては機械浴槽があります。
- また、ふだん散髪にいけないお年寄りの方に対して理髪サービスもここのエリアで対応することにしています。
"遊び感覚"の健康啓発と交流エリア(8)
- 子供から大人まで特に若い世代を中心に、きく、みる、ふれる、"遊び間隔"で健康づくり啓発ができる古賀町の独創性にあふれた三つの体験コーナーを配置し、しかも交流・待合の場としても活用でき、理屈抜きに若者でも行ってみたくなる魅力のある施設イメージを創出しようとしています。
二階フロア
- これらのエリアの外、2階には言葉の教室や子ども発達相談をおこなうプレイルームなどを配置した「子どもの療育エリア」各種福祉ボランティアの活動拠点となる共用ルームを配置した「ボランティアエリア」200人程度は十分収容できる研修室、50人程度の会議室などの「研修エリア」、栄養改善の普及事業をおこなう「調理実習ルーム」などを配慮しています。
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